体力的な問題で障害者更生施設からデイケアに転職した体験談

30代女性の体験談
職歴は障害者更生施設7年。
福祉系大学卒業。社会福祉士、介護福祉士免許所持。

障害者更生施設での仕事を退職

施設は片田舎にあり、公共交通機関が整備されていませんでした。
独身者の大半が職場近郊での一人暮らしが必要な場所でした。
県内でも有数の、重度の障害者の方を受け入れていた施設でした。

体力的に限界を感じて退職を決めました。
不規則4勤交代制で、もちろんゴールデンウィークやお盆、
お正月などもだれかが必ず勤務が必要な職場で、
結婚、出産後にも継続して勤務することが困難だと感じたので、
良い転職先が見つけやすい年齢の間に転職しようと考えました。

アットホームなデイケアに転職

退職して転職先探しへ。まずは人材派遣会社に登録しました。
また、医療や福祉関係の求人サイトで探しました。
見つけたのは保育園とデイケアが一体化されている施設で、
とてもアットホームな雰囲気でした。

体力的な負担は軽減されました。よかったと思います。
また残業もほとんどなく土日はもちろん完全に休みだったので、
友人と休みが合わせやすくなり、
自分の時間が増えてよかったと思います。

ゆるすぎる雰囲気に不満

プロ意識に欠ける人材が多く在籍していました。
以前の職場は、社外研修にも積極的に参加したり、
施設に専門の講師を招いての勉強会や、援助している方々の
障害に関しての専門書などがいつでも閲覧できるように
ミニ図書館も併設されていました。

私は書類の書き方に関しても
就職当初から上司に厳しく指導を受けていたので、
書類がまともに書けないスタッフや、
関係者との打ち合わせや電話の対応時の言葉遣いがひどいスタッフに対して
何も注意しない上司に対し、「アットホームと甘やかすのは違うのではないか」
と少し不満に感じました。

介護技術が未熟なスタッフも多く、それも不満に感じました。

プロ意識を高める環境づくりを

介護を甘く考えている行政の対応に不満を感じます。
看護師のように資格独占ではなく、あくまでも名称独占の資格が、
資格の価値を低くしているように思います。

看護師や医師はたとえ人数が不足していても、
国家試験を簡単にして合格率を上げ人数を確保することはありません。
しかし、介護系の資格の場合、人数が足りないという理由で、
試験内容を簡単にしたり、試験に不合格になった人に対して
別の資格を与えるという考えにはとても疑問に思うし、
介護現場で働く人材の技術低下につながると思います。

技術が低下することは介護に対する考え方も低下することです。
もっと介護職を特別な仕事と位置づけ、
プロ意識を高めやりがいがそこに見出せる環境づくりが急務だと思います。